
歯科助手って、どこまでのことをやっていいのか、正直よくわかんないかも…。

実は、法律で「できること・できないこと」がちゃんと決まってるんだよ。
歯科助手の仕事って、受付や器具の準備だけ?
それとも、もっと医療に近いことまでやるの?
実は、歯科助手には「ここまでOK」「ここからはNG」という、法律で定められた業務の範囲があります。
この記事では、歯科助手に許されている業務と、やってはいけない行為をわかりやすく解説!
「知らずにやっちゃってた…」なんてことにならないように、今のうちに“できること・できないこと”をしっかり確認しておきましょう。
歯科助手ができることは?

歯科助手って、治療はしないって聞いたけど…どんなことしてるのかな?

治療はしないけど、歯科医院を支える“縁の下の力持ち”。先生や患者さんのそばで、しっかり活躍できるよ。
歯科助手の仕事は、主に“治療を行う先生や歯科衛生士のサポート”です。
患者さんに直接処置を行うことはできませんが、医院がスムーズに回るように支える大切な役割を担っています。
代表的な業務内容はこちら
- 治療に使う器具の準備と片づけ
- 診察室への案内や受付対応
- バキューム操作(唾液や水の吸引)
- 治療中のサポート(器具の受け渡しなど)
このように、医療行為そのものではなく“補助的な業務”が中心です。
歯科助手ができないこととは?

歯科助手って歯石取ったらダメなの?

それは歯科衛生士の仕事なの。助手は口の中を触ることはできないんだよ。
どんなに経験を積んでも、歯科助手がしてはいけないことがあります。
これはすべて「法律で決められていること」なので、注意が必要です。
歯科助手が行えない業務の一例
NG業務 | 理由 |
---|---|
歯石除去などの処置 | 医療行為にあたるため |
フッ素の塗布や口腔内の予防処置 | 患者の口に触れる処置だから |
麻酔の注射や薬剤の塗布 | 医師または歯科衛生士のみ許可 |
レントゲンの撮影 | 機器の操作は資格者のみ可能 |
直接、患者さんの口に触れる処置や、医療的な判断が必要な作業は、国家資格を持った歯科衛生士や歯科医師に限られます。
バキューム操作はOK?

バキュームもやっちゃダメかと思ってたけど、やっていいんだね!

そう!助手でも使えるけど、あくまで治療の補助だけってことを忘れないでね。
バキュームって、「シュイーン」と唾液や水を吸い取るあの機械のことですね。
歯科助手がバキューム操作を行うことは法律上問題ありません。
ただし、口の中で扱う器具になるので、誤った使い方をすると処置の妨げになることがあります。
正しい手順を身につけて、歯科医師や衛生士と連携しながら行うことが大切です。
歯科助手と歯科衛生士の違いは?

歯科助手と歯科衛生士って、どっちも同じような仕事してるんだと思ってた!

実はぜんぜん違うの。資格もできることも違うから、それぞれにちゃんとした役割があるんだよ。
歯科助手と歯科衛生士は、同じ歯科医院で働く仲間ですが、仕事内容やできることには大きな違いがあります。
ひとことで言えば、歯科助手はサポート役、歯科衛生士は国家資格を持った医療職です。
歯科助手と歯科衛生士の違い
歯科助手 | 歯科衛生士 | |
---|---|---|
資格の有無 | 不要 | 必要(国家資格) |
医療行為 | 不可 | 可能(処置・指導) |
主な業務 | 受付、準備、補助 | 歯のクリーニング、予防処置など |
歯科衛生士は、患者さんの口の中に直接触れる処置を行える専門職。
歯科助手は、その治療を支える補助的な立場です。
どちらも歯科医院にとって欠かせない存在。
それぞれの違いを理解して、チームとして協力していくことが何より大切ですね。
まとめ|歯科助手の業務を正しく理解しよう

歯科助手って、地味だけどすごく大事な存在なんだなぁ…。

そのとおり。見えないところで支える力があるからこそ、みんなが安心して治療を受けられるんだよ。
歯科助手のお仕事は、一見すると“雑用”のように思われがちかもしれません。
でも実際には、先生や衛生士さんを支えたり、患者さんに安心感を与える重要な役割を担っています。
自分が「できること」「やってはいけないこと」をきちんと理解することで、安心して働くことができます。
これから歯科助手を目指す方も、すでに働いている方も、役割を大切にしながら、医院の一員として活躍してくださいね♪
もっと詳しく仕事内容や日々の仕事の魅力を知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
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実際の1日の流れやサポートのコツを通して、仕事の雰囲気がつかめますよ。